衣替えシーズン!冬物衣料のお手入れ方法と収納のポイントを解説

畳んで重ねたセーター

薄手の衣類でも過ごしやすい季節となりました。そろそろ冬物衣料も片付けのタイミングです。次の冬にもまた気持ちよく着るために冬物衣料はしっかりとお手入れしてから収納しましょう。
今回は、冬物衣料のお手入れ方法と収納のポイントについて解説していきます。

家庭で洗濯できるかをチェック

お手入れする前に大切なのは、その冬物衣料が家庭で洗濯できるのか、もしくは、クリーニングに出す必要があるのかどうかを確認することです。まずは、衣類についている洗濯表示をしっかりとチェックしましょう。
洗濯表示で以下のようなマークがついていれば、家庭で洗濯することが可能です。

左側3つのような表示のある場合(数字は洗濯の際の水温の高さの限度を表し、40、50などもあります)は、洗濯機で洗濯可能です。右端の表示がある場合は、手洗いが可能です。
洗濯洗剤は中性のものか、おしゃれ着用の洗剤を使いましょう。

上記のような「水洗い不可」の表示がある場合は、基本的には家庭で洗うことはできません。クリーニング店にお願いしましょう。

早速お手入れしていきましょう!

家庭で洗濯できることが確認出来たら、早速お手入れしていきましょう。

ニット

畳んで重ねたニット

まずは、汚れをチェックします。
食べこぼし汚れや襟・袖・脇などの汚れには、洗剤の原液をつけておきます。つまみ洗いをしたくなってしまいますが、つまみ洗いをしてしまうと、痛みやのび、色落ちの原因になってしまいます。洗濯ブラシなどでやさしく叩くようにして洗剤を馴染ませましょう。
洗濯機で洗う場合には、ニットを裏返しにして畳み、洗濯ネットに入れましょう。洗濯機のコースをおしゃれ着コースやドライコースなどの弱水流のコースに設定し、洗濯します。

手洗いの場合は、まず、タライや洗面台にぬるま湯を溜め、中性の洗濯洗剤やおしゃれ着用洗剤を溶かしておきましょう。そこへ畳んだニットを入れ、5分ほど浸け置いてから、押し洗いします。その後、ごく軽く絞ってから水を変え、洗う時と同じように押し洗いして、しっかりとすすぎます。水に濁りがなくなり泡立たなくなったら、すすぎ完了です。畳んだ状態で洗濯ネットに入れ、洗濯機で30秒ほど脱水しましょう。

洗濯機洗いの場合も、手洗いの場合も、脱水が終わったらすぐに洗濯機から取り出して干しましょう。型崩れを防ぐために形を整えて平干しします。平干しネットなどがあると干す時に便利です。

ダウンジャケット

ダウンコート

こちらも、まずは汚れをチェックします。襟元や袖口、裾やポケットの入り口などは汚れやすいので要チェックです。汚れが気になる場合は、部分洗いをしましょう。つまみ洗いはせず、水で薄めた洗濯洗剤を柔らかいスポンジに染み込ませ、優しく叩くようにして汚れを落とします。

洗濯機で洗う場合は、チャックをしめて折り畳み、洗濯ネットに入れます。洗濯機のコースをおしゃれ着コースやドライコースなどの弱水流のコースに設定し、洗濯します。ダウンジャケットは水に浮いてしまうことがあるので何度か押してしっかり水に沈めましょう。

手洗いの場合は、まず、タライや洗面台にぬるま湯を溜め、中性の洗濯洗剤やおしゃれ着用洗剤を溶かしておきましょう。そこへ畳んだダウンジャケットを入れ、やさしく押し洗いします。その後、水を変え、洗う時と同じように押し洗いして、しっかりとすすぎます。水に濁りがなくなり泡立たなくなったら、すすぎ完了です。畳んだ状態で洗濯ネットに入れ、洗濯機で30秒~1分ほど脱水しましょう。

洗濯が終わったら、ダウンを叩いたりほぐしたりして形を整えてからハンガーにかけ、風通しのいい場所で陰干しします。途中で、ダウンの偏りがないかを確認して、叩いたりほぐしたりして整えてあげるとボリュームダウンを防げます。
洗濯表示に以下のようなマークがついていれば、乾燥機の使用が可能です。

乾燥機を使う場合は、ファスナーを閉じた状態で乾燥機に入れましょう。時間は10分ほどで設定し、乾き具合を確認しながら何度か繰り返し乾燥させます。ドライヤーボールを使うと、ダウンの偏りを防ぎふわふわに仕上げてくれます。ハンガーにかけて干した場合も、仕上げに数分乾燥機にかけるとふわふわに仕上がるのでおすすめです。

マフラー・手袋・ニット帽など

手袋とニット帽

マフラー・手袋・ニット帽などの冬小物も、ニット同様の手順で洗うことができます。
肌に触れるものなのでファンデーションや皮脂などの汚れがついている場合も。その場合は、洗剤の原液を付けておきます。

洗濯機で洗う場合は、マフラーはフリンジが内側になるように畳み、洗濯ネットに入れます。洗濯機のコースをおしゃれ着コースやドライコースなどの弱水流のコースに設定し、洗濯します。

手洗いの場合は、まず、タライや洗面台にぬるま湯を溜め、中性の洗濯洗剤やおしゃれ着用洗剤を溶かしておきましょう。そこへマフラー類を入れ、15~30分ほど浸け置いてから、押し洗いします。その後、水を変え、洗う時と同じように押し洗いして、しっかりとすすぎます。水に濁りがなくなり泡立たなくなったら、柔軟剤を少し加えて数分浸すと柔らかく仕上がります。洗濯ネットに入れ、洗濯機で30秒ほど脱水しましょう。カシミヤなどのデリケートな素材の場合は、バスタオルなどに挟んで軽く押して水分を取ります。

脱水が終わったら、平干しをしましょう。長いマフラーなど平干しするスペースがない場合は、ハンガーを2本使いM字型になるように干しましょう。

収納のポイント

衣装ケースに防虫剤を入れる

洗濯やクリーニングを終えてきれいになったら、冬物衣料を片付けていきましょう。その時に注意すべきポイントを見ていきます。

・衣類に合った方法で収納する
洗濯やクリーニングが終わったら、型崩れを防ぐためにそのアイテムごとに適した方法で収納しましょう。
伸びてしまいやすいニットは畳んで、引き出しなどに収納しましょう。この時、重ねて収納してしまうと着る時にお目当てのものが見つけにくくなってしまいます。引き出し内で立てて収納すると、開けた時に全体が見渡せてぱっと見つけることができますよ。収納スペースに余裕がある場合は、くるくると丸めて収納するのもおすすめです。
一方、ジャケットやコートなどは、畳んでしまうと型崩れしてしまうことも。ハンガーにかけての収納がおすすめです。その際に、衣類用のカバーをかけるとホコリや汚れを防げます。

・防虫剤を適切に使う
次のシーズンまで長期間保管するので、防虫剤を使うことがおすすめです。衣類を食べてしまう害虫の被害を抑えることができます。
引き出しや衣類ケースなどに防虫剤を入れる際は、衣類の上に乗せるようにしましょう。防虫剤の成分は下へと溜まる性質があるので、一番上に置くことでまんべんなく効果を行き渡らせることができます。
クローゼットなどのかける収納には、吊り下げタイプの防虫剤を使いましょう。クローゼットなどの容量に合ったタイプのものを選び、等間隔に吊り下げましょう。
置き型の場合も、吊り下げタイプの場合も気密性が大切です。ふたや扉をしっかりと閉めて保管しましょう。

・クリーニングのビニールは外す
クリーニングに出した際についてくるビニールは外してからしまいましょう。付けたままにしてしまうと、通気性が悪くなってカビなどの原因になってしまいます。クリーニングから戻ってきた衣類はビニールを外し、陰干しをして溶剤や湿気を飛ばしてから片付けるようにしましょう。

しっかりお手入れして、次の冬も快適に

セーターの洗濯表示

お気に入りの冬物衣料は、次のシーズンも気持ちよく着たいですよね。しっかりとお手入れして、適切な方法で保管してあげましょう!

弊社アリーズ・ハウスキーピングの家事代行では、年間を通したお掃除計画を立てて「おうちのキレイ」を保つお手伝いをさせていただいています。衣替え前の衣類のお手入れもお手伝いいたします。また、弊社スタッフは全員整理収納アドバイザー資格を保有したお片付けのプロでもありますので、衣替えの際の収納のサポートも行なっております。ぜひ、お気軽にご相談ください。
もしも、日々お忙しくて、家事がまわせない…とお困りの場合は、ぜひアリーズの家事代行のご検討を。お客様のご要望に合わせたオーダーメイドサービスで、快適な暮らしのお手伝いをさせていただきます。